新型コロナウイルスについて10~急激な感染拡大をみる第6波において行うべきこと

年が明け、昨年の第5波を凌ぐ勢いで、急激な新型コロナウイルスの感染拡大がみられています。今回の第6波を形成するのはオミクロン株という種類の新型コロナウイスです。重症化はしにくいものの非常に感染力が強く、一人が感染すると、今まで感染しにくいと言われていた子供も含め、一緒にいる人のほとんどが感染してしまいます。このため、家庭内感染が非常に多くみられ、職場のみならず、学校、保育園などでもクラスターが発生しやすい状況になっています。また、コロナワクチンを打っているのも関わらず感染する人も多く、ワクチンを打ったから大丈夫とは言えないのがオミクロン株の特徴なのです。

このまま感染が拡大すると医療がひっ迫するのは時間の問題です。再び緊急事態宣言が出るようなことは避けたいものです。そのためにはいかに感染拡大のスピードを抑えるかが重要です。まずは基本的な感染予防、マスク、手指消毒、3蜜回避などは当然行うべきことですが、今回の第6波において大事なことは「集まらないこと」、「必要のない人と対面で会わないこと」だと考えます。オミクロン株の感染力を考えると、ある程度感染してしまうのは防ぎようがないので、それをいかに少人数にとどめるかを考えて行動していただければ、感染拡大を少しでも鈍化させることができ、ひいては医療ひっ迫を最小限に抑えることができると考えています。