新型コロナウイルスについて8~コロナワクチンについて2

新型コロナウイルス感染症が今までにない急激な拡大をみせています。都市部では病床や療養場所が不足し医療ひっ迫がみられ、緊急事態宣言が発令されています。

一方で、新型コロナワクチン接種が急ピッチで進んでいます。ワクチン接種で感染は完全には予防できませんが、変異株に対しても重症化のリスクは軽減できます。事実ワクチン接種を終えた高齢者の重症化は減少しています。

ワクチン接種が若い年代にも広がって、重症化する人数が減少すれば当然入院も減少し、医療ひっ迫は解消に向かうはずですが、それでも一定の割合で重症化はみられるので、感染者が爆発的に増えればそれだけ医療はひっ迫してしまいます。そうすると、我々が今しなければならないことは、「感染しないこと」と「感染させないこと」です。そのためには、マスク、手指消毒、3蜜回避と今まで散々言われてきたことを継続することが大事なのです。

集団免疫という観点からは、変異株の流行の影響で、既感染者を含めて国民の95%ほどが免疫を獲得しないといけないと言われていますが、実際これを達成するのは困難だと思われますので、結局は予防が重要なのです。ワクチン接種をされていない方は引き続き上記の予防をしっかり行ってください。ワクチン接種がお済でも予防は今まで通り感染予防を行ってください。