内蔵脂肪を測ってみる

内臓脂肪型肥満は動脈硬化性疾患に繋がるという話をしましたが、実際に内臓脂肪がどれくらい溜まっているのかがわかる検査があります。ボディーバランス検査(体組成検査)です。

体組成検査は、人間の体の4大構成成分である、筋肉、骨、脂肪、水分の比率を測定することにより、筋肉量と脂肪量、内臓脂肪と皮下脂肪、基礎代謝、部位別(両上下肢、体幹)の筋肉量などの項目で体の状態を診断します。

腹部CT検査で内臓脂肪面積が100㎠以上を内臓脂肪過剰と判定しますが、体組成計はCT並みの精度で内臓脂肪の測定ができるのでメタボチェックも簡単。およそ1分程度で体の状態が診断できます。

内臓脂肪型肥満、かくれ肥満の他、筋肉量から将来の要介護の可能性の推測、食事や運動の目標の設定と治療の効果判定などに役立つ検査です。

保険点数がないため、当院で通院中の方には無料で検査を行っていますが、体験も可能なので、ご希望の方は一度お問い合わせください。